ブラタモリ『パリ』内容&面白い見どころ!2019年2月16日放送「~なぜパリは”華の都”になった?~」

ブラタモリ パリ 前編

こちらでは2019年放送のブラタモリ『パリ』回前編

  • 放送内容・あらすじ
  • 訪れた場所
  • 面白かったポイント

について語っています!

『ブラタモリ』を見逃したら

ブラタモリ『パリ』~なぜパリは”華の都”になった?~

放送回#126
初回放送日2019年2月16日
アナウンサー林田理沙アナウンサー

タモリさんと林田理沙アナウンサーがパリの中心部を訪れました。

 

ブラタモリ『パリ前編』の放送内容・あらすじ

冒頭で立っていたのはセーヌ川近くの広場で、そこから正面に見えるエッフェル塔を眺めました。

ブラタモリ パリ エッフェル塔

パリ在住15年(放送当時)の文筆家である森田けいこさんと合流し、パリ中心地のシテ島へ。ノートルダム大聖堂と、その前にある”POINT ZERO(フランスのすべての道路の起点)”を見ました。

フランス政府公認ガイドのアニー・ノットさんとシテ島近くの最も細い裏路地で昔のパリの特徴的な道路の形状を確認。パリの数々の鉄道の終着駅に囲まれたセバストポール通りとリヴォリ通りの十字路に立ち、19世紀のパリ大改造について学びました。

マリー・アントワネットがその晩年に囚われていたコンシェルジェリー宮殿(牢獄)と、彼女が最後に荷馬車で引き立てられていったという橋を見ました。

タモリさん&案内役・森田さんが意気投合

パリは、実はとても坂が多い街。”段丘”好きなタモリさんはワクワクしていました。

さらに今回の現地案内役の森田さんも「いつも訪ねてくる日本人はファッションやスイーツやブランドの事ばかりに興味があるけれど、私も段丘が大好きで、今回それを語れるのがとても嬉しい」とおっしゃる方で、お二人は早々に意気投合しました。

そこから街を歩いてパリの街の成り立ちの歴史を解き明かす旅が始まります。

パリの街並みが整然としている理由

パリはヨーロッパでもっとも古くから同じ場所がずっと発展し続けてきた都市で、そのために19世紀には過密になりすぎて人々が暮らすためには様々な問題が出てきました。そこで当時の知事のジョルジュ・オスマンが10数年という長い時間をかけて道路を広くし、新しく統一感のある建物を建てて美しく、機能的な、人が沢山集まる街に作り替えたのです。

その結果、高低差を削って道路を広げた名残の奇妙な段差が建物や道のあちこちに残っていたり、かつては地上であった場所が今は地下道になっていたり、という面白い街に変貌していったのでした。

また、その広げられた道路には広い歩道が設けられ、パリの日常の風景としてよく知られたオープンカフェの文化が定着していくことになったのです。今となってはそこで暮らす人々もよく知らない歴史をはらんだ不思議な風景が沢山残されていました。

 

タモリさんに大興奮!パリのパティシエ島川さん

後半で、森田さんと”パリの段差の専門家”というマチュー・フェルナンデスさんが案内してくれた”パサージュ”と呼ばれる観光客に人気のアーケード街に、素敵なケーキショップがありました。

実はそのパサージュの地下に、スイーツの工房があったのです。そこはかつて地上の道路だったところがふさがれて暗渠のようになった場所でしたが、古い石造りの通路と、もとは地上であった部屋が今のパサージュのお店の地下倉庫として残されていたのです。

そこを歩き始めたタモリさんに驚いて声を上げた人がいました。

「タモリさんだ~!すごーい!」

というその声の主はその店で8年働いているというパティシエの島川麻美さんでした。

物凄い偶然にタモリさんや林田さんも嬉しそうで、

「こんな出会いあるんですね!」

大盛り上がりしました。パリの中心でまさかの「鶴瓶の家族に乾杯」のような展開にタモリさんもニコニコがとまりません。別れ際に進呈された島川さんの作ったマカロンをほおばり、素敵な時間を過ごしたのです。

 

『ブラタモリ』がノートルダム大聖堂の火災前最後の姿に

ブラタモリ ノートルダム大聖堂

この回が奇跡のようだと思ったのは、シテ島のノートルダム寺院が外観だけとはいえきれいな映像に残されていたことです。

この放送からわずか、そしてちょうど二か月後の4月半ばにノートルダム大聖堂が炎上し、上部の尖塔や屋根が焼け落ちるという惨事が起きました。

そのため、無事だったその場所の最後の時期の美しい姿が見られる稀有なドキュメンタリー映像になったのです。偶然というにはあまりにもできすぎな結果でしたが、何度も見返したくなる回になりました。

またパリの美しい街並みはたまたま出来上がったのではなく、ある種の政治的な強権発動によって大規模な都市開発が行われた結果だった、というのも興味深かったです。

日本国内と同様に段丘・段差や坂道にこだわってパリを歩いていたタモリさん、本当に楽しそうでした。

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疾風エンタ編集部

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